あと4日

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「あのさ。俺が偶然、見つけたと思う?」 「え?」 「たとえ見ていたとしても、カメラなんて普通は、まわさない」 「…………」 「パシリちゃんの心配してくれたの誰かわかるよね?」 「……ダイ?……ダイなの?」 まさかだけど。 シンヤに一番近いのはダイしかいない。 半信半疑な私に、 「当たり。ちゃんとお礼、自分で言いに行きな」 シンヤは簡単に言ってのけ、私はそれに大きく頷いた。 「因みに、図書館も偶然じゃないからね」 「…………」 「ダイ、すげー心配してたから」 私を、占い同好会にまで連れていく任務を終えたシンヤは、手を振っていなくなった。 「ダイ!……ダイ!」 ドアを開けても姿が見えなくて、大声をだした。 「うるせー」
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