あと3日

6/21
前へ
/182ページ
次へ
「は?」 「ペナルティーを伝えておこうかと思って」 「というと、三谷雄聖は、私がサボると思っているってことですよね?」 「そういう事になるかな」 気まずそうに鼻の頭をかいた委員長の視線は、三谷雄聖に向いていた。 「必要ないですよ。私、ちゃんとやりますから」 それよりも、ホノカ先輩のことが聞きたいのですが……。 「そう。ま、頑張ってくれると、実行委員会としては、面白くなるかな」 「はい、あのッ、昨日、あの後、」 「例の件の処分のこと?」 「はい。どうなったか気になって、」 「残念だけど、中学生のイジメみたいなことした女の子に、同情の余地もない。サークル辞めるってことで雄聖とは話しがついたみたいだよ」 「そうですか」 「それとは別に、……いや、あとは、雄聖に聞いて」
/182ページ

最初のコメントを投稿しよう!

454人が本棚に入れています
本棚に追加