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「は?」
「ペナルティーを伝えておこうかと思って」
「というと、三谷雄聖は、私がサボると思っているってことですよね?」
「そういう事になるかな」
気まずそうに鼻の頭をかいた委員長の視線は、三谷雄聖に向いていた。
「必要ないですよ。私、ちゃんとやりますから」
それよりも、ホノカ先輩のことが聞きたいのですが……。
「そう。ま、頑張ってくれると、実行委員会としては、面白くなるかな」
「はい、あのッ、昨日、あの後、」
「例の件の処分のこと?」
「はい。どうなったか気になって、」
「残念だけど、中学生のイジメみたいなことした女の子に、同情の余地もない。サークル辞めるってことで雄聖とは話しがついたみたいだよ」
「そうですか」
「それとは別に、……いや、あとは、雄聖に聞いて」
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