あと3日

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振り返ってみれば、三谷雄聖が女の子の足を見る為か、しゃがみ込むところ。 「雄聖、優しいだろ?だから、甘えればって言ったのに」 前を向いたまま歩くダイに三谷雄聖が見えるはずない。 それでも、そう言えるのは、二人の付き合いがあるからなんだろうけど。 「いいの?雄聖の優しさにみんなが気付いても。今よりモテちゃうよ」 「私にどう答えて欲しいの?」 「別に答えなんて、求めてねーよ。ただ、」 廊下の角を曲がってすぐ、タブレットを構えていたホノカ先輩により、話は中断した。 今、絶対に私とダイを撮ったよね? 「テメェ」 ダイが珍しく怒っている。 「何よ。これくらいでケチケチしないでよ」 「それ、どうするつもりだよ」 「そんなの決まってるでしょ。学祭のSNSに載せるのよ」
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