あと3日

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「まずは、予選に勝たないと意味ないよ」 私の手をギュッと握りなおしたダイは、もう用はないだろと、ホノカ先輩の横へと足を進めた。 「負けない。あんたなんかに負けないから」 私がホノカ先輩に向かい合った時、叫ぶように言い、走り去っていった。 「ダイ。もう、手は離していいよ」 「…………」 「逃げないし」 「ハァ。ミユもさ、なんかないの?俺が熱くなって、バカみてーじゃん」 「あー、うん。そうだね」 「何だよ、それ」 気に入らないとばかり、睨まれて、結局、手を繋いだまま、占い同好会まできた。 椅子にドカッと腰を下ろしたダイは、そのまま机に突っ伏している。 まさか、寝るとか? 私、放置? 「あとは、お願い。帰りたくなったら帰っていいから」 不安になったのがバカみたいに、机の上に投げ出されたスマホ。
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