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ひとまず、自分とダイの分の登録をしたいのだが……。
「学籍番号は?」
「生年月日は?」
「さっきのプリント見せて。ダイのID書いてあるでしょ?」
と、矢継ぎ早に質問しなければならず。
「うっさい!」
頭を上げたダイは、至極苛立っていた。
「寝れない」
「でも、コレ、やれって」
「チッ。貸せ!」
結局、登録だけは自分でしたようで、
「パスワードは、pashiriだから」
「ピーエーエスエイチ、次何だっけ?」
「パシリ。ミユでもわかるようにしたから」
「…………はぁあ?」
間抜けな声をあげた。
「じゃ、オヤスミ」
取り残されたかのような気分を味わいながら、登録を済ませた丁度その時、三谷雄聖がドアをあけた。
「ダイ!……って、ミユ?……エッ?」
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