序章

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創成の神であるステイディア神の恩恵を受けたこの地はステイディアワールドと呼ばれている。 空に光るソルテ神の陽光を浴びて少年は目を覚ます。 そして、扉をノックする音。 「お兄様、食事の用意が出来ました」 「おぅ、ありがとう」 グレーシアの呼び声に応えてレオンはベッドからゆっくりと立ち上がり、眠っていた時によだれを垂らしていたらしく口元を拭った。 窓からソルテ神の兄弟神、テルト神の優しい風が室内に入り込む。 胸いっぱいに空気を吸い込みレオンは着替えに手を伸ばした。
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