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神々はすべての物に魔力を与え自らも魔力の塊としてこの世にあらゆる影響を与えている。それがこの世界での常識だ。
魔力が世界の力であり、癒しでもあるということだ。
レオンはそんな世界の在り方に違和感を持つことなく生きている。
「お。今日のご飯は和食か!」
「はい。みそ汁に焼き魚にお米です」
「美味いよグレーシア」
「そんな、まだまだですよ。私の料理は」
一口食べただけで舌に優しく染み込むグレーシアの料理に舌鼓をうちながらレオンは今日の予定を思い出したように呟く。
「今日は大学に行かなくちゃならないんだったな」
「はい。私も大学に行く予定ですから一緒に行きましょう」
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