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高校に入学した俺。隣の席は可愛い女の子で「教科書忘れちゃった…よかったら見せてくれる？」みたいな会話をするはずだった。だったのに…
「お前ってなんかに似てねえ？」
「は？」
「あー、あれだ、お前生姜に似てるよな」
だなんて初対面でいきなり変なことを言ってきた変なイケメンが隣の席の住人だったのだ。
神様は不公平だと思う、本当に。
なんて世の中の平凡系男子を代表して心の中で愚痴ってたら何やら隣の席の変なイケメンがまた話しかけてきた。
「お前名前なんつーの？」
「たなかそうへい」
「漢字は？」
「田んぼの田に中央の中。そうへいは草に平ら」
「草！？いや草とかwwwww」
むかっときた。いっぺん机の角に小指ぶつけて地味な痛みに悶えながら死ねばいいと思った。
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