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「私は許さない」
「いったぁぁあ!」
グサッとフォークが私の掌に突き刺さる。
「大丈夫っ!?リベル?」
私の掌から血が垂れる。それを見たアルミンはポケットからハンカチを出し、掌に巻きつけてくれた。 相変わらずの女子より女子なアルミンに感動する。
「ありがとう」
「ううん、気にしないで。それより、ミカサが」
「あぁ、また始まったのか」
私はミカサの目線の先にいるエレンを見る。そして…、
「リヴァイさん?」
エレンの隣にいたのはリヴァイさんだった。
「私はリヴァエレは認めない」
「落ち着いてよ!ミカサ」
「そしてエレリヴァも」
ガンっ!
「認めることはできない」
「ぎゃああああ!」
「リベル!?」
どうやらミカサは興奮すると私に暴力をふるうという恐ろしい性質を持っている。
「だから、あのチビを削いでくる!」
「いつの間にナイフを!?」
「あのチビを削ぎ落とすため、買ってきた。」
「落ち着いてってば!」
私とアルミンでミカサを抑える
「力が強すぎる!」
「ちょ、ジャン手伝えよ!」
後ろにいたジャンを呼べば、顔を赤く染めてキョドっていやがった。
「使えねぇな」
「う、うるせぇ!」
「ミカサ!君は誰とだったら良いんだい!…ジャン?」
「…え?」
「君はリヴァエレが嫌で、エレリヴァも嫌なんだろう!?」
コクリと頷く
「じゃあ、誰だったら君は納得するの…?」
アルミンはそう言うとジャンをミカサの前に出した。
「ジャン…?」
ジャンはいきなりミカサを前にして、顔がりんごより赤いんじゃないかって位、赤くなっていた。…が、
「ジャンはやだ」
ミカサの一言でジャンはマルコの所へ泣きながら走って行った。
「じゃあ…!」
「アナタがいい」
「…え?」
「アルミンが良い」
「ええ!?」
「まじで!?」
「幼なじみ設定が萌える」
「ちょ、誰か!団長呼んでー!」
「よし、行こう。アルミン」
「…ひィ!」
「団長ーーー!」
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