パンツを見たがる変態鉄平

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「ちょっとだけ!!…ね?パンツ。」 私の目の前で土下座をしながらこの男はそう言った。 まてまて、その前に誰だ?コイツ。 緑色の髪をしたリーゼント型。 顔は整ってるのだが、変態はごめんだ。 『他をあたってください。』 ここは逃げたもん勝ちと思い、数分前に来た道を戻ろうとした。…ところが 「だーかーら、少しだけで良いんだって。」 『…。』 「昨日、君の後ろ姿を見たときピーンと来たんだよね! あ、下ネタじゃなくてね?」 下ネタもなにもねぇーよ。お前、自分でなに言ってんのか分かってんのか? 『下品です。』 「まぁ、下ネタの話は置いといて…」 『下ネタだったのかよ!?』 「君の後ろ姿を見たときに、呼ばれたんだよ。 その布の下に隠れてるパンツに。」 この男は変態な癖に、頭が弱いらしい。 『それ以上、言ったら警察呼びますよ。』 「…じゃあ、5秒だけ。」 『時間の問題じゃないです。』 もうなに言っても無駄だとわかった私は、男の頬に右ストレートをした。 「ぐふぅ!」 ×月×日 私は世界の女性の敵を倒した様な清々しい気持ちになりました。
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