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ボンちゃんと友情
『でね~?アイツ何て言ったと思う?』
ある日の昼下がり。私達は雰囲気の良いカフェでお茶を飲んでいた。
『やっぱり、お前とは付き合えない…だって!! サイテーよ。』
「それは冗談じゃなーいわよーう!!」
『でしょー?』
私とボンちゃんは昔から気が合い、偶にこうして雑談をしているのだ。
「あちし、ソイツ許せない!」
『え?』
「友達をそんな顔させるなんて、冗談じゃなーいわよーう!!」
『ありがとう。…あ、ボンちゃん!時間過ぎてるよ?』
私は自分の腕についてる時計(ボンちゃんに貰ったもの)を見ると長い針が3時を過ぎていた。
『3時から仕事でしょ?』
「ん~、友情に仕事は関係ないのよう!」
ボンちゃんはそう言うと席を立ち、いつも通りの舞?をみせてくれた。
『本当に大好き!!ボンちゃんー。でも、私は大丈夫だから行って?』
私がそう言うとボンちゃんは眉間にシワを寄せた。
『私、ボンちゃんがいれば大丈夫だから。』
「わかったわよう。…でも」
『でも?』
「何かあったら直ぐに言うのよう!!」
『…うん!!』
そう言うと安心したのかボンちゃんはニカッと笑ってくれた。
私達は今日も仲良しだ。
(じゃあね~)
(さらば!友達よ!!)
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