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『私的にもお母さんの方がありがたい。』
と言うと
「そう、良かったわ。
じゃあ、母さん実家の方に戻るから蒼も荷物まとめなさい」
安心した顔をしてホッと息を吐[ツ]いた
お母さんの言葉に一瞬固まる。
『は?
えっ?何で荷物まとめにゃならんの?
高校は?
二年生になってまだ6日しかたってへんやん!
せっかく新しいクラスに馴染んできたんに!
実家に戻るから、て
お母さんの実家って東京やんか!
関西[ココ]から母さん実家に住むんやったら、転校せなあかんやんか!
せやったら転校する手続きやら何やら大変やんか!
お母さん知ってんの?
転校ってそう簡単でけへんねんで!?
分かっとんのか?
それから…』
「はいっ!そこまで!」
私がまだお母さんに問いつめる前に
お母さんに遮られて、私は息を荒く吐くだけに終わったが、まだ言いたいことが山のようにある。
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