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取り敢えずアイツが外にいる気がした私は、
人目に付かなさそうな所を手当たり次第捜し
みつけた
足音が聞こえたのだろう
ソイツは、恐る恐る顔を上げその瞳で私を捉える。
その怯えきった瞳は長い前髪に隠れ左目しか見えていないが
その瞳は充血して赤く、腫れてた。
私が
『みぃつけた』
と言うと、ビクッと肩だけでなく全身を揺らし、
小さく丸まっていた体を更に小さくする。
完全に私にも怯えているではないか。
私はその怯えきった姿が悲しくなって、
そして、湧き上がって来たどう仕様も無い感情に自分でも呆れて
『はぁ~』
溜息を吐く
その溜息にさえ体をビクつかせているので、もう苦笑いしか出てこない。
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