一章 はじまり

8/19
前へ
/24ページ
次へ
「瑠美さん、由奈を虐めないで?」 那月は由奈から離れると、ショートヘアで茶髪の由奈の頭を優しく撫でる。 「……悪い」 「納得出来ないー!!」 奏が頬を膨らませいきなり言うので、みんな奏を見る。 「どうした?遂に頭おかしくなったか?」 蒼太の言葉に奏が首を横に振ると、背中の中心辺りまである茶髪ポニーテールが動く。 (馬の尻尾だ!!) 「違う。頭は蒼太よりマシ!!」 蒼太の考えていた事を見据えたかの様な発言に、蒼太は頭を軽く掻く。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加