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「…って訳なんだよ」
山鹿が女の子をYシャツからジャージに着替えさせた後、一通りの説明をした。女の子は山鹿の膝が気に入ったのか、ずっと山鹿に膝枕をしてもらっている。
「なるほど…って言っても謎だらけだよ」
「俺もまだなんも説明してもらってないしな。ていうか名前も聞いてない」
「名前は時原祐菜だよ。すんすん」
「うひゃあ!?ゆ、祐菜ちゃん、息が膝に…」
「柔らかーい。そっちで枕しても気持ちーかなー?」
祐菜ちゃんはじっと山鹿の大きな胸を見る。山鹿はバッと胸を隠した。…この子、見た目は可愛いけど中身はオヤジだな。
「で、なんで俺の部屋にいたんだ。ちゃんと説明してくれよ」
「んーとね。多分信じてくれないだろうけど…」
祐菜ちゃんは起き上がって、
「私、神様なんだ」
神様か。そうか神様かってんな訳
「ねーだろおおお!!」
「えっと…ちゃんと答えてね祐菜ちゃん」
「いや本当なんだなこれが。なんの神様かはわからないんだけど」
自分の正体が分からない神様ってなんだよ!?この子電波系なのか!?
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