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「ここで目覚めちゃったのは偶然でさ。あ、裸なのは仕様ね」
「仕様ってなに!?あれか、ター○ネー○ーが生まれる時みたいなもんか!!」
「伊原君落ち着いて!とりあえず話聞いてみよう!?」
山鹿の言う通りだ、落ち着こう。もし本当だったら神様の裸見たことになるもんな、罰が当たるかもしれねぇ。
祐菜ちゃんは再びコロリと寝転がって、山鹿の膝枕を堪能し始める。
「私みたいな人間の神様はランダムに選ばれた場所で目を覚まして、一定の期間の後神様になるんだって」
「人間の神様?」
「人間だけど、神様。人間と変わりないから罰とか当たらないよ」
いかん、すでに混乱気味なんだが。
「私がわかるのはここまでかな」
「えっと…他には?」
「わかんない。多分偉い人が、お世話になる人に簡単に状況を説明できるぐらいのことだけ教えたんじゃない?」
半端な親切心だなオイ。どうせ親切するなら人の家にポンと放り出すなよ。
つか待て、お世話になる?
「待てよ。じゃあ俺はお前の世話をしなきゃいけないってこと?」
「うん」
待ってくれ、女の子の世話ってそんなやらし…じゃない、難しそうなこと出来るか!
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