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「二人で観ようね」
「えぇ」
「ごめんなさい！お父さんも『わんにゃん事件簿』観たい！！」
仕方なく父の相手をし、ご飯を食べ終え、自室に上がる。
部屋のノートパソコンを立ち上げ、ケータイをその横に置く。
私は中学生の頃から、スターブというサイトで小説を書いている。
ジャンルの主なのは恋愛物。
他には青春物やホラー、ファンタジーにも若干手をつけたりしている。
でもやっぱりあれって才能いるよね。
うんうんと何となく頷く。
ふとマイページにnewのマークがついていることが気付いた。
これは新規の情報が来た時に表示される。
主には伝言板のコメントとかレビューなどだ。
新規内容は伝言板のコメントで見慣れた名前だった。
「黒犬さんか…」
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