桃兎『また怒られました・゜・(ノД`)・゜・』

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正直あの人は苦手だ。 いや、別にまともに話した訳ではないのだが、雰囲気とか、見た目とか…怖い。 だから正直、会いたくない。 他の人が居ますように… そう願って、風紀指導室のドアをノックした。 「どうぞ」 聞こえてきた声はあの副委員長様じゃなかった!! やったーと顔をほころばせ、失礼しまーす♪とノリノリでドアを開ける。 そして驚愕した。 「いっらしゃい」 「来たか」 「ぎゃあああ!!!」 いた!普通にいた!!デスクの横に黒いオーラ纏わせて立ってる!!怖い!眉間のシワが深い!! 「五月蝿い!!」 「ごっごめんなさい!!」 また副委員長に怒られた!怖い!怖すぎる!! 副委員長の立っているデスクの後ろに三年生らしき茶髪の男子生徒座っていた。 男子生徒はニコリと優しい笑みを浮かべて私を見た。 「お名前と学年、クラス、出席番号を言ってくれるかな?」 「は、はい!桜花 卯月(おうか うづき)、1年C組、出席番号10番です」 …あれ?面接? 「桜花さんね。僕は風紀委員長3年D組蓮城 焔(れんじょう ほむら)。よろしくね」
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