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「HAHAHAHAHA」
妖怪の存在を聞かされ早、2日。
目の前には正しく惨状と化しています。
現在、真夜中のとある公園。
爆発によりグシャグシャになったベンチ。
黒い爆発痕の着いた石畳。
ポールは真ん中から折れ曲がり、ガラスが割れ散らばってしまっている街灯。
キャンプファイヤーのように煌々と燃えあがる木々。それでも止まない爆発音。
「HAHAHAHAHA」
その時一際大きな爆発音。
ふと現実に戻り、周りを見ると、近くにあった車が爆発炎上。
何となく燃え盛る車を見ると、アフガンの自爆テロを思い出し、胸が締め付けられます。
「HAHAHAHAHA」
………。
「HAHAHAHAHA」
……。
「安全第一」と書かれた黄色いプラスチック製の所謂工事用ヘルメットに、黄色い蛍光色の襷と言う、正しく交通整理のガードマンと言う出で立ちに、
ショットガンと言う滑稽な格好の私の隣には、
プールもないのに裸にブーメランパンツと言う不可思議な格好をし、高らかに高笑いするマッチョな男性。
「…………」
「何処へ行こうと言うのかね?」
色々な意味で危険なので、立ち去ろうとすると肩を捕まれます。
「いや二重の意味で危険なので……」
「HAHAHA。怯える事はないすぐになれるさ」
いや、まず貴方が危険そうなんです。
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