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街中。
電信柱の陰にかくれながら双眼鏡をのぞくキヨシ。
「くっそー、どこ行った。おいしいにおいに誘われてたこやき買ってたら見失ってしまった」「……」「あいつもこっちが買い物してんだからちょっと待っとけよ、本当気が利かねえな」「そんな尾行聞いたことない」
キヨシ「……はっ!」何かを見つけたように歩き出す。ついていく哲也。
キヨシ歩く(路地裏へ)、そしてラーメン屋へ入店。店員「へいらっしゃーい」
哲也、キヨシを店の外に連れ戻す。「ちょ、ちょっと、なんでラーメン屋入ってるんですか」
キヨシ「お前知ってたか、ここにラーメン三郎があったの、俺けっこうこの道通ってたのに知らなかった……見つけたからには入らないと」
哲也「ええ~……なんかもう尾行になってないですよ、食べ歩きになってるじゃないですか……」
その時、若者たちの5,6人(全身男性、チャラいかんじ)の群れがラーメン屋の前を通過。
哲也、その中の一人と軽くぶつかる。
「あ、すみません」あやまる哲也。若者たちは気づかず行ってしまう。
「○○大学のやつらだ」「知り合いですか?」「いや、でも見たことはある」「……」
若者たちを気にしつつ、ラーメン屋に入っていく二人。
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