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くつろいでいる二人。
『どこにでもあるようなご近所づきあい』
哲也、ジュースを飲みながらミキをチラ見。
『でも、実は一つだけ普通とは違う部分がある――』
ミキ、何かを探すようなしぐさ「あ、リモコン取って」
哲也、リモコンを渡す。「ほらよ」
しかしミキつかみ損ねてリモコン落ちる。
「ったく……」「おっと……」
ミキと哲也、同時にリモコンを拾おうと屈む。
そのとき、両者のおでこが激突する。
激痛が走る。(電流が流れるようなかんじ)
「うぐああぁ!」「いったあああいっ!」
二人とも叫びながら頭を抱えてもだえる。
ひとしきり痛がったあと、
ミキ「ってえ――、お前ちゃんと受け取れよ!」
哲也「てっちゃんの渡すのが乱暴なんじゃん!」
二人、互いに向き合う。相手の顔を見て固まり「……あ」
同時にうなだれる二人。
『俺たち二人は昔からこの奇妙な現象に悩まされている』
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