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「あの・・・・・」
「は、はい!」
急に声をかけられて、僕の意識はもう限界だ。
先ほどこちらを見ていた女の子が、のぞきこむように挨拶した。
「宮沢雪乃って言います。よろしくお願いします、千夏さん」
「よ、よろしくお願いします」
挨拶を終えて、やっと雪乃は僕から目を離した。
「あー、めんどくさいけど授業始めるぞ。あ、そうだ、宮沢、山吹に教科書見せてやってくれ」
「はい、、では、千夏さん」
先生に返事を返すと、自分の机を動かし、僕の机にくっつけた。
「なぁぁぁ!くっつけるんですか?」
「はい。教科書を2人とも見やすくするようにと、」
これじゃ、密着しすぎだよ!と言いたい・・・・・
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