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アパートの前まで戻ってくると…
部屋の電気がついていた。
急いで中に入ると、女子高生が制服姿のままいた。
「…何やってんの」
呆然とキッチンの前に座り込んでいる女子高生を見て俺は思わず唸った。
「…お礼に、晩ご飯を作ろうと思ったら…」
ギギギ、という音でもしそうな感じで首をこっちへゆっくり捻る。
「燃えたんです…」
キッチンの、ガスコンロ周りがややすすけていた…
「…最悪」
仕事で疲れた身体に鞭打って、俺は火事未遂のキッチンを片付けた…
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