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「私、今まで親に”自分”を抑えつけられていて、人との接触も空気程度にしか考えてなかったから…」
人との接触を空気ってそりゃヒデーな(笑)
「これからはちゃんと、自分を持って人と接してみたい。だけど、そのやり方がよく分からないんです」
「はぁ…。それで何で俺が先生なわけ?」
「鳶さんがそれに気付かせてくれたから、責任とって下さい」
いやいやいや!!
責任とっての意味とか分かんねーし!!
「・・・」
鷹子は今までに見た事がないくらい瞳に輝きを宿していた。
親の言いなりになっていた彼女が、自分を変えようとするきっかけになった俺…?
「あー…まぁ、俺で協力できる事があれば…」
どうせ、女子高生の気まぐれだろう。
その内飽きるに違いない。
その時の俺は、軽く…簡単に考えていた…
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