能あるタカは爪を砥ぐ。

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正直言って目のやり場に困るのは事実だ。 女性の身体に免疫がないのはもちろんの事、亜紀良さんはサバサバした性格をしているけどその身体はすごく女性的。 つまり、ボン・キュ・ボンなナイスバディ。 「他の人が来る前に着替えるか仕事に出るまで部屋にいなさい」 奥さんがちょっときつく窘めると亜紀良さんは渋々頷いた。 「わかったわよー。着替えてくればいいんでしょ!」 拗ねたように言った後、小走りで2階へと駆け上がって行った。 「まったく、女の子としての自覚が足りないって言うか…ごめんなさいね、トンビ君」 「あ、いえ…」 目の保養にはなるんですけどね(笑) 「亜紀良さんしばらく居るんですか?」 「気まぐれだから何日居るのか分からないけどしばらくうるさくなるわね」 それでも、一人娘が帰ってきている事が嬉しいのだろう。 奥さんはフフッと笑った。
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