能あるタカは爪を砥ぐ。

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そのままの流れで隼人は俺の部屋へと付いて来た。 「お前帰れよ(笑)」 「えー、明日休みだからいいじゃん!遊ぼうよ(笑)」 「今からの時間で何して遊ぶんだよ(笑)」 やいやい言いながら玄関まで来ると、ドアの前にしゃがみ込んでいる人影が。 「ん?アレってトンビの部屋の前じゃね?」 「ん、そだな…」 人影が俺たちに気付いて立ち上がる。 「あ」 ぺこり、と小さくお辞儀をしたのは女子高生だった。 「え、なになに知り合い!?」 「あー…まぁ、ちょっと。ってか、こんな時間に何やってんの?」 俺は女子高生…鷹子に言った。 「あの、伝えたい事があって」 この間より幾分表情が明るいように感じた。 「なに、伝えたいことって」 「…明日はお仕事ですか?」 「いや…休みだけど」 「じゃ、お昼前に来ますので家に居て下さい」 「は?」 鷹子は俺の返答を聞く事なくサッと横を通り過ぎて走り去ってしまった… 「…なになに?どーなっちゃってんのよぉ~?」 返事も聞かずに去った鷹子よりも、今真横に居るニヤニヤ笑っているこの男がウザい。
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