タカを拾いました。

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いつも通りの仕事を終えて、俺は家路につく。 親方の元には1年ほど住んでいたけど、一人暮らしが出来るくらいの稼ぎは持って帰れるようになっていたので少し貯金をしてから一人暮らしを始めていた。 奥さんはずっと居てもいいのにって言ってくれたけど、仕事でも家でも顔突き合わせてると時々疲れるっていうか… 最初の目的は”自立したい”だったから、一人暮らしはその第一歩だ。 さすがに未成年の中卒が部屋を借りる事は出来なかったので保証人には親方になってもらった。 ワンルームの和室の狭い部屋だけど、そこが俺の始まりの部屋だ。 仕事が終わって帰る頃には辺りは暗い。 現場から引き揚げて道具の整備とか翌日の準備とかしてたら21時くらいになる。 現場によって朝の時間はマチマチだけど、だいたい6時には親方の家に行ってる。 そこから車に乗り合わせて現場に行く。 親方の家からは徒歩10分くらいの所にアパートを借りていた。
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