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「…ふふっ」
「「え?」」
かすかな笑い声に俺と隼人は固まる。
笑い声の主を見ると、もちろん鷹子以外いないわけだけど。
その笑顔が。
「か、可愛いじゃん」
隼人がボソリと言う。
「・・・」
否定はしないが、口にもしない俺。
「あ、すみません。おもしろくて。鳥が3人でトリオ…って、おもしろいですね。ふふっ」
驚愕した。
まず、隼人のクソつまんねー親父ギャグに受けた事。
それと、鷹子の笑顔。
こいつ、やっぱり笑ってる方がいいじゃんか。
「あ、他のものも食べて下さい。味のアドバイス貰えると嬉しいです」
「あ、はい…」
勧められるまま他のおかずにもてをつける俺達。
味…味ね。
「アスパラベーコンはもうちょっと塩コショウかけた方がいいな」
「じゃ、俺っちから揚げいただき!!」
パクっと隼人は一口で食べる。
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