トンビが豆鉄砲を食らう。

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「んで?友達できたのか?」 そう言えば友達が出来ないとかなんとか言ってたしなーと思って聞いてみた。 「トンビってば結局世話焼きさんなんだから、最初から素直になればいいのに」 「うるせー」 お人好しかもしれないって言うのは薄々気づいてた俺。 「えっと…鳶さんに言われたように朝の挨拶は笑顔を心がけています」 「ふーん」 「そしたら、みなさんも少しずつですけど笑顔で挨拶をしてくれるようになりました」 「ふんふん、それで?」 「そんな感じです」 ガクッっとした。 「それからの進展はねーの?移動教室一緒に行こうとか誘われたり、お昼一緒にしない?とか言われたりは?」 「ああ…最近ご一緒してくれる方がいますね」 最近って、何それ(笑) 「逆に、お前から誘ったりは?」 「あまりしてないです」 さらにガクガクっとする… 「どんだけ受け身なんだよ…」 「うーむ、これは中々面白いですな」 俺と鷹子のやり取りを聞いていて隼人が腕を組んで頷いている。 「お前がご教授してやれば?」 「ごきょうじゅって何?」 「駄目だ、コイツ馬鹿だった」 なんかもう色々脱力しちゃうぜ!!
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