トンビが豆鉄砲を食らう。

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「まぁ、いきなり昼飯一緒にってのはハードル高いかもしれないから移動教室一緒に行くのからチャレンジすれば?」 鷹子は引っ込み思案?なくせに意外と行動力があったりする。 なんだかちぐはぐなヤツだなーと思った。 「なんか…トンビが親身になってるのって意外だわ」 隼人が面白そうな顔をしながらいう。 鷹子は俺と隼人の会話を聞きながら思考を巡らせるように視線を彷徨わせる。 で、考えがまとまったようで俺と隼人を真っ直ぐに見る。 「分かりました。実践してみます」 「お、おお・・・」 「頑張ってネ☆タカちゃん!」 鷹子ちゃんからタカちゃんになってるし。 馴れ馴れしいヤツ・・・。 だが。 「あっ、はい、頑張ります・・・」 なんでちょっと照れてんのお前。 「およ?タカちゃん照れてる?」 そしてストレートだなお前は。 「あの、タカちゃん・・・って呼ばれた事がなくてなんだかムズムズします」 「ええ!?マジで!?(笑)」 隼人が急に俺にタックルをして肩を組んできた。 俺の耳に口を寄せてボソボソ喋る。 「おいおいトンビさんよぉ、どこの純粋培養のお嬢さんを拉致ったんだね?俺っちに本当の事を言うべきじゃね?」 「はぁ?ラチってねぇし!昨日も言ったろ、公園で絡まれてるの助けただけだって」 「んもー、マジかよぉ~。こんな近くに落ちてたなんて・・・」 「何がだよ」 「ラブ?」 バカじゃねーのコイツ。 「ああもう暑苦しいな」 俺は隼人を振り払った。
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