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「あっはは!特殊な玉入れってなんだか楽しそうだね!でも、特殊…と言うより今後の加点って感じかな?例えば野球部だったら投球コントロールをチェックされるし陸上部で投擲選手だったら正確さを見られるし」
「うわ…めんどくさそう」
「まぁ、そう思うかもしれないけどそれで自分の将来にプラスになるんだったらみんな本気で頑張るよね」
「あの…逢澤先輩はご実家の後を継がれるんですか?」
私は逢澤先輩に尋ねる。
確か、逢澤グループの社長の息子だと聞いた。
「あー、一応第一候補にはなってるけど継ぐ気はないんだよねー」
逢澤グループは医療機器メーカーで名を馳せている。
「医療機器に興味ないしそんな気持ちで機械の説明とか開発に携われないし、俺は他にやってみたいことあるし」
「そうなんですか…」
家の後を継ぐ気ない、といって辞退できるものなんだろうか。
「そーいう鷹子ちゃんはどーなの?」
「えっ?」
「今のままだと、お婿さん迎えておしとやかな毎日って感じ?」
「う…それは嫌かもしれません」
「だよね!自分の将来は自分で決めたいよねー」
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