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どんな仕事が聞きたいか?と聞かれ返答に間が空いてしまい、思わず隣を見やると幼馴染のゆーちゃんが、ちらりと視線を投げながら職員さんに言いました。
ゆ:「事務で」(きっぱり)
あ:「じ・・・事務で・・・」(不安げに)
職:「はいはい」(そーですよねー的な返答)
5、6社のしかもそれなりに名前の通っている会社を含めての求人票をすぐさま用意される。
はっきり言って初めて見た求人票なもんだから、これがなんだかわかっていない蒼月 碧藍さん。
ゆーちゃんはずずずっと覗き込む。
つられて覗き込むがさっぱりわからん。
建設機器の大手メーカーの名前を見つけ「あ、ここ知ってる」というと
ゆ:「でも・・・都内だ」
ゆーちゃんの言いたいことはよくわかる。虎の門にあるってことは新宿経由で行かねばならない。
あ:「・・・・・・」
ゆ:「・・・・・確実に迷子」
職:「???」
新宿駅を一人で通過できる自信は今でさえ危うい(笑)
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