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数枚の求人票を持ち帰り、両親に見せる。
すると、どこもかなりの大きな会社でなかには一部上場の会社もあるらしかった。
この時点で「一部上場」がなんなのか全くわかっていない蒼月 碧藍である。
あ:「ゆーちゃんがね、事務がいいって言うから事務の仕事なんだって」
父:「そうだな、事務がいいだろう。お前は手先が器用なわけでもなく元気だけが取り柄だしな」
あ:「・・・?」(褒められた?いや、褒めてないよな?)
父がいうには、どこも年間休日がしっかりあって福利厚生も整ったいい会社だったらしい。
そのなかでも、職安で名前を知っていた虎の門の建設会社本社勤務と工業系会社の隣の市の営業所勤務が選ばれた。
父が母に言う。
父:「親父さん(母方の祖父)にちょっと電話して聞いて見ろ、どっちがいいか」
なんで?と思ったが、実はこの祖父は中堅ドコの会社役員なのだった。(この祖父については、また次にでも)
なので、母は祖父に意見を求め、祖父は即答で工業系の会社を進めてきたという。
そんなこんなで学校へ面接に行くことを報告するため行くことになり、就職が決まって暇を持て余しているゆーちゃんも行くことになった。
遠い昔であやふやな記憶だが、学校を通して面接を受けることを職安に連絡してもらった気がする。
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