俺の日常が壊される直前に過ぎない

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「……ふっ…」 「なにがおかしいのよぉ!!」 紅葉よ、騙されてはダメだよく考えろ?こんな豪華な学園をわざわざタダで?渡す奴なんてこの世の中いるわけないじゃないか! 「……信じてないでしょ」 「うん、もちろん!」 「くぅぅ…憎き弟め…じゃぁ証拠見せればいいんでしょ!?」 し…証拠!?……ま、まて…そんなのあるわけないじゃないか… 「あ、あるなら出してみろよ」 「えぇ!出してやりますとも!!薫ー!!」 か、かお…る…?誰ですか? 「はい、理事長持ってきましたよ」 「ごくろうさまー!」 くっ…べ、べつにイケメンとか思ってないからね!!ほんとだよ!? 「これを見なさい!!」 そして見せられたのはひとつの書類… はい、姉の名前が書かれているうえに印鑑まで押してありますねぇ、証拠ですねぇ 「…疑ってごめんなさい…」 「わかればよろしい!…まぁ、といってもお父さんの学園だしね」 ……………なんかすごいこと言い出したよ?
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