俺の日常が壊される直前に過ぎない

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「姉ちゃん」 「?どうかしたの?」 どうかしたの?じゃねぇよ!!爆弾発言言っといてそりゃないよ!! …いやまて、もしかしたら空耳かも!!聞こえたはずなのに言ってなかったー、なんてことよくあるしね! 「父さんがなんちゃらほんちゃらって言った?」 「お父さんの学園だってこと?」 空耳じゃなかったぁぁぁあ!! 「お父さんの学園だって知らなかったってことはお父さんの本職も知らないのかな…?」 「…………ほんしょく?えっ?普通のサラリーマンじゃなかったの?」 「ちげーよ!あ、あんた…実の父親をどんな目で…」 …俺の家は貧乏って程じゃないが普通の家だったし、あっ、2階建てね?父さんもどこにでもいそうなオッサンじゃん!! 「お父さんの本職は有名な画家さんだよ」 ………… 「えぇぇぇぇぇぇえええ!?」 「っ…!!うるさいなぁ…」 「なにその良くできた設定!!どこのマンガや小説の世界だよ!?」 俺はすごいとこに産まれてきちゃったんだね!!
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