俺の日常が壊される直前に過ぎない

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……えーと… 「俺はどこから入ればいいんだ…?これ…」 しかももぅ授業始まってんじゃない…!? ピローン…ピロリーン… 「ん?メール…?うわぁ…姉ちゃんからだ…」 『カバンの中にボサボサのウィッグとぐるぐるメガネ入ってるからそれつけて、門は閉じてると思うから飛び越えてー、んじゃがんばってねー by姉』 「カバン…?」 あっ、なんか黒いマリモ的なのが入ってる…あとは…うわぁ…ダサいメガネ…これつけんのかよ… しかもなんで門が閉まってるってしってんの!?エスパー…!? なんか…総受けの道って厳しいんだな… さて、カツラもメガネもつけたし、あとは飛び………ムリ!! そんなのできたら俺オリンピック出れるよ!?ギネス載っちゃうよ!?どうやって飛び越えるのさ!? 「えっ…あー…あっ!人!!すみませーん!!開けてくださーい!!」 あっ、気づいた、そんなに嫌そうな顔してこっち来ないでよ…まぁ、気持ちは分かるけどさぁ… 「………なんですか…?」 うっわぁ!!不機嫌度MAX!!え、なに!?これって俺のせい!? 「いゃ…その…開けてもらっても…よろしいでしょうか…?いや、開けてくれないと困るんですけど…」 「……まぁ、別にいいですけど…ちょっと待っててください」 ………怖かった…けど…あの人誰なんだ?
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