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カップ麺を無言で平らげると、そのまま真司は再びベッドに倒れこんだ。
無意識にリモコンを手に取りテレビの電源を入れる。
どの局もニュースばかりで、真司の気をひくような番組は放送されていなかった。
観ている訳でもなく、ただ見ているだけ。
これまでの一連の流れから、後は風呂に入り寝るというのが全て真司のライフスタイル。
充実しているとはとても言える様な生活ではない。
真司自身もうんざりしていた。
大きな変化もなく、ただ作業的に消化されていく日々。
変化を求めるものの、行動に移さない。
それが大平真司、二十六歳、独身。
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