炎のランナー

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付き合ってんだよ!! 声にならない声で突っ込む。 事の発端はこうだ。 夜中に帰って来て、わずかな時間しか眠って居ない片岡誠治が朝の5時からごそごそ起き出して、ランニングウェアに着替え出した事から始まる。 当然、何をやってるのか聞いたら 「ジョギングに行きます。日課なんです」 と答えられ。 「真智子さんも一緒に行きませんか?」 と誘われて。 いやいや、私、ランニングウェアとか持って来てないからと答えたならば。 「はい」 と一言、ランニングウェアを渡されて。 なんで持って来てんだよ、私用のランニングウェアとか、つか、朝から走り込みとか冗談じゃない、ましてや旅行中にエトセトラエトセトラ……。 突っ込みたいところは山ほどあるが、敢えて一言。 「……なんで私のサイズ知ってるんですか?」 「見た目と……ハグした時に」 ……ハグ言うな。 つか、なんでそんな所だけ技術が特化してんだよ!! あんたは!!
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