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それと同時に板橋はウォッカの瓶で夏目の頭を殴った。
鈍い音と頭からの出血。
店主と他の客はざわついている。
夏目が目眩を起こしているうちに板橋は逃走。
「くっそぉ!!待ちやがれ……」
ダメだ…。
意識が遠退く。
夏目はその場に倒れる。
あの場でもう少し情報を聞いてから名乗り出て殺せば良かった…。
失敗だ。
「救急車だ!!救急車呼べ!!」
「大丈夫かあんた!?」
客たちは倒れた夏目を心配する。
その時だった。
店に誰かが入ってくる。
「何の騒ぎ?」
「え?すまんねお客さん!!今それどころじゃねぇんだ!!」
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