まさかのトリップ

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  僕は貴族の男性と城に向かって歩いている。そういえばまだ名前、聞いてなかったな。 「まだ名前聞いてなかったんだけど教えてくれる?」 「…エルガ・ファーだ」 エルガは素直に自分の名前を教えてくれた。しかも見ず知らずの僕に…。 良く見るとエルガって恰好良い顔だよなー。アイドルみたいな顔立ちだからかも。でも少し中国人っぽいかな。 「着いたぞ」 「うわぁ…」 この城を何かに例えるならあの有名な某ネズミがいるテーマパークにある城よりでかい気がしますが。 「どうした、そんな驚いた顔をして」 いやいや、普通は驚かずにいられないから!初めてこの城を見て驚かない方が可笑しいって。それともこれが普通って事なのかい…って貴族様が住まうから仕方ないか。 「いや、大きい城だなぁって思っただけだから」 エルガは「そうか?」と言うと僕を連れて城の中に入った。これからどうなるのか非常に不安だ…。
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