206人が本棚に入れています
本棚に追加
「お待たせ致しました。はい、どうぞ」
10分前後で作れるとは流石に驚いた。どんな事をすれば出来るのか後で聞いてこよう。
「有り難うカノン。それと僕の事は呼び捨てで良いよ。周りと変わらない一般人だしね」
お礼を言いエルガが待っている席に座った。
「頂きます。う…美味い、癖になりそうな料理だ」
あまりにも美味しかった為直ぐに食べ終えてしまった。最後はゆっくりアップルティーを飲み干し、アイスを食べた。
「ご馳走さま」
食器を片付け帰ろうとした時。あるものが目に入り気になり立ち止まった。
「あの中央の席で寝てる男性って誰。兵士とは違う服装してるし…」
「…そっとしておく方が良いと思うぞ」
何かエルガの言い方からすると構わない方が良い的な話になってないかい。悪い人には見えないし。
「あのまま寝てたら風邪引きそうだし起こしてくる」
「…そうか」
エルガ大丈夫かな。少し顔色が良くないし。しかも凄く嫌そうな顔してるしそんなにこの人って悪い人なのかな。
「寝てるところ悪いけどここで寝てると風邪引くぞ」
と声をかけたが無反応。
最初のコメントを投稿しよう!