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「何しやがる…このキス魔っ」
もし僕が犬なら今にもガルルと聞こえそう。威嚇している野良犬のように。
「キス魔とは失礼ですね。私は挨拶代わりにしたのですよ」
「だからって唇にする奴がいるかな、キス魔さん」
今僕はキス魔ことクローズ男爵の胸ぐらを掴んでいる。多分、普通だったら直ぐに一発二発軽く殴ってるよ。その前に一言。
「この拳が飛ぶ前に一言言って置く。あまり僕に近づくなっ」
右の拳で力強くキス魔の鳩尾に一発喰らわせてからエルガと一緒に食堂を出た。
キス魔ことクローズは暫くの間気絶してたそうだ。
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