感謝の気持ち

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  昨日は色々あって疲れて眠っちゃったけど、何か少しだけ心が軽い。皆のお陰で僕はここにいる。 「今日も快晴で良い天気」 空は雲一つない青空で日差しは少し眩しい位。 「そういえば最近お菓子作りしてないな…」 そうだ!皆には凄くお世話になりまくっているからプレゼントしようかな。そうと決まったらカノンに頼んで厨房を貸してもらおう!何を作ろうか考えながら歩いていると直ぐに食堂へ着いた。 「おはよ、カノン」 「あら、海哩じゃないですか。おはようございます」 カノンは挨拶を返すと微笑した。僕は用件を伝えるとすんなり厨房を貸してもらえた。厨房はとても清潔で使うのが勿体無い位綺麗だ。 「材料は好きに使って構わないですよ。エプロンはそこの戸棚に入ってますので」 僕は青いエプロンを着ると腕の服裾を捲った。
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