じつわじつわ…!

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建物の中に入ると一人の少年がいた。 「た、助けてください!!!」 その人に助けを求めると 「どうしたの?」 ノホホンとした返事が返ってた。 「お、追われてて」 「ふーん…追ってきた奴って アイツ?」 少年が私の後ろを指さす。 「え?」 私が後ろを振り向くと 「た、た…すけ…て…くれ」 「ひっ!」 追ってきた男の人がボコボコにされていた。 「な、なん…で」 「そいつが僕に刀を向けてきたから、仕返ししたんだ。 命知らずだよねぇ」 いつの間にか私の隣に男の人がいた。 私が声をかけた人とは別の人だった。 「だ、誰?」 「僕は沖田総司 君が声をかけたもう一人の男の子は藤堂平助」 「なんもされなかった?」 平助という名前の少年が私に声をかけてきた。 「だ、大丈夫です」 何故か視線を感じて横を見る。 総司という名前の人が私を 見ていた。
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