246人が本棚に入れています
本棚に追加
「あと…僕がこの子を殺そうとしているのは、この子のためでもある。」
え？
私のため？
「この子が間者だとしたら土方さんの拷問を受けるに違いない」
拷問？
拷問ってなに？
「まだ若いし…それに女の子でしょ？」
コクリと頷く。
「君には土方さんの拷問を受けさせたくない。」
「俺も総司と同じだ。土方さんの拷問なんて受けさせたくねぇ…
でも」
平助さんはﾁﾗﾘと私を見る。
だが、
すぐに反らし、
前にいる総司さんを見る。
「コイツを殺すことには俺は賛成できねぇ」
平助さんは
はっきり言った。
最初のコメントを投稿しよう！