初恋

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D君は、運動がすごく出来て、頭もいい。顔だってかっこいい。 もちろん、女子にもモテモテだった。 D君をスキになって1ヶ月。ある女の子、Aちゃんにスキなヒトを聞かれ、渋々答えた。 「私は・・・D君がスキ。」 私がそう言うと、Aちゃんは驚き、 「えっ!そうだったの?実はうちもD君がスキなの///。」 (やっぱり・・・モテるんだ・・・) 結局、私のクラスでD君のことがスキな人は、私を入れて3人だった。 告白?無理無理。私にはそんな勇気はない。 ・・・というか、正直告白はしたい。ただ、結果が怖いからだ。 そんな中、私の先を走っていったのが、私にスキなヒトを聞いてきたAちゃんだった。 「う、うち告白したから!」 手紙で告白したらしい。 手紙の文面はこんな感じだった。 「好きになってもいいですか?」 ・・・・・微妙。 そうは思ったものの私は、心配だった。 (もしもD君が、Aちゃんの彼氏になったら・・・この恋を諦める?諦めれるかな・・・せっかくスキって気づいたのに・・・) AちゃんがD君に告白してから1週間後。とうとうAちゃんに告白の返事が来た。手紙で。 「Aちゃん。お願い。返事がどうだったか、教えて。」 私は、すぐにAちゃんに返事を聞いた。 「・・・だめだった。」 返事の手紙はこうだったらしい。 「お友達になりましょう。お手紙ありがとう。」 ・・・だめだったか。 じゃあやっぱりD君にはスキなヒトがいるのかな? いないのかな?私の頭の中はこんなことでいっぱいだった。 そんな中、私の心で変化が起き始めた。 前は、告白なんて絶対無理!と思っていたけど、最近はしたいという気持ちばっかりになった。 やっぱり言葉で直接言ったほうがいいよね! D君が一人でいるのを見計らって、言おう! ・・・無理でした。 言葉で直接言うのは本当に勇気がいる。ので、やはり手紙にしました。 どんなことを書こう・・・本当のことを書いたほうがいいよね。 ある日、私は、D君にラブレターを渡した。
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