0人が本棚に入れています
本棚に追加
D君は、運動がすごく出来て、頭もいい。顔だってかっこいい。
もちろん、女子にもモテモテだった。
D君をスキになって1ヶ月。ある女の子、Aちゃんにスキなヒトを聞かれ、渋々答えた。
「私は・・・D君がスキ。」
私がそう言うと、Aちゃんは驚き、
「えっ!そうだったの?実はうちもD君がスキなの///。」
(やっぱり・・・モテるんだ・・・)
結局、私のクラスでD君のことがスキな人は、私を入れて3人だった。
告白?無理無理。私にはそんな勇気はない。
・・・というか、正直告白はしたい。ただ、結果が怖いからだ。
そんな中、私の先を走っていったのが、私にスキなヒトを聞いてきたAちゃんだった。
「う、うち告白したから!」
手紙で告白したらしい。
手紙の文面はこんな感じだった。
「好きになってもいいですか?」
・・・・・微妙。
そうは思ったものの私は、心配だった。
(もしもD君が、Aちゃんの彼氏になったら・・・この恋を諦める?諦めれるかな・・・せっかくスキって気づいたのに・・・)
AちゃんがD君に告白してから1週間後。とうとうAちゃんに告白の返事が来た。手紙で。
「Aちゃん。お願い。返事がどうだったか、教えて。」
私は、すぐにAちゃんに返事を聞いた。
「・・・だめだった。」
返事の手紙はこうだったらしい。
「お友達になりましょう。お手紙ありがとう。」
・・・だめだったか。
じゃあやっぱりD君にはスキなヒトがいるのかな?
いないのかな?私の頭の中はこんなことでいっぱいだった。
そんな中、私の心で変化が起き始めた。
前は、告白なんて絶対無理!と思っていたけど、最近はしたいという気持ちばっかりになった。
やっぱり言葉で直接言ったほうがいいよね!
D君が一人でいるのを見計らって、言おう!
・・・無理でした。
言葉で直接言うのは本当に勇気がいる。ので、やはり手紙にしました。
どんなことを書こう・・・本当のことを書いたほうがいいよね。
ある日、私は、D君にラブレターを渡した。
最初のコメントを投稿しよう!