私には私なりの恋の仕方があるんです。

初恋

話は変わるけど、わたしは幼馴染の男の子Ｃ君にあることを頼まれた。

「俺好きなやつできたから！協力して！」

Ｃ君の好きな人はＳちゃん。協力してとか・・・ずうずうしいなこいつ。

・・・そうだ！

「いいよ。協力してあげる。けど、そのかわり私にも協力してよ。」

「・・・わかった。」

こうすればＤ君の好きな人を聞き出せるかもしれない。

この恋を素直に諦められる・・・！

それから1週間くらいだったかな、幼馴染のＣ君が、頼んでもないのにいろいろＤ君に聞いたらしい。

「やっぱり、少し気まずいらしいよ。いっぺんに2人に告白されたから、頭がごっちゃごちゃみたい。」

「・・・そうか・・・」

そうとも知らずに私はどんどんＤ君に話しかけて・・・ハァ・・・

ため息をついた私に向かって、Ｃ君が言った。

「けど、なんか話があるみたいだよ。今言いたいわけじゃないらしいけど。」

「え？」

私に話がある？どういうことかな？

疑問に思った私は、すぐＣ君に聞いた。

「話って・・・どんな話？」

「わかんない。今度聞いとくねー」

そういってＣ君は言ってしまった。

その晩、私はいろいろ考えた。

（話・・・話ってホントなんだろ？振ってごめんなさい・・・とかじゃないよね。もしかして適当に答えたとかもあるよね・・・それとももしかして・・・いやいや！そんなわけない！）

かすかな期待を持ちながら、月曜日になるのを待った。