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4月だから友達はまだいなくても良いよね?
あれは俺がまだ将来に夢を見ていたピカピカの高校生の時の話。
俺は当時本当に馬鹿な子供で、中学では友達すらいなかったのに高校に入ればライトノベルみたいな仲間と楽しい日々が送れると夢見ていた
そんな夢見る子供だった俺は新しい日々を過ごすため家から30分ほどの学校に進学することにした。
受験も無事済ませ特に感傷に浸ることもなく中学を卒業した俺は、春休みの間アニメとライトノベルを参考に輝く高校生活へのイメージトレーニングに勤しんでいた。
春休みは毎日が楽しかった。
隣の席に美少女、放課後の教室、楽しい部活、中学時代に友達がいなかった俺の頭に同性との青春を考える能力はなく妄想の多くはまだ見ぬ彼女とのキャッキャウフフを妄想していた。
そんな感じで春休みはすぐに終わり、なんか四月になり入学式を迎えた。
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