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みんなが仲良くなっていく中で一人寝たフリをして午後まで時間を潰した。
途中で見てみたらクラスの男子DQN達が楽しそうにアドレスを交換しているのが見えた。
少し泣いた。
その後も誰とも話せずに時間が過ぎていき、少し気になったので例のデカイ男を見てみると、周りのDQNや化粧をしている女子等に絡まれていた。
寝たフリをした。
そんな感じで午後の部活紹介を迎えた。
部活紹介は退屈でしかなかった。
上級生が寸劇をしたり、自分達の作品や活動内容を説明するだけの陳腐で退屈なだけの部活紹介だった。
中学の時は帰宅部だったので今回も帰宅部でいいかな、とか考えながら俺は可愛い先輩がいる部活探しに精を出していた。
しかし部活紹介も終盤に近づいた頃。
俺の人生を大きく変えることになったその部活紹介は地味な感じに始まった。
俯いた顔を上げると、なんかちっこい女性の先生が壇上に立ってた。
推定身長145センチの幼児先生が壇上の真ん中に例えるならチョコンといた。
少し辺りがざわついたが先生は構わずに部活紹介を始めた。
「天文部です、部員は0人、活動内容は未定、活動予定も未定、入れば即部長。以上です!」
さらっとなんか凄いことを10秒ぐらいで簡潔にまとめてカッコよく言い放って壇上を去って行った。
その瞬間体中に電撃が走った!
もうなんかすごく感動してしまった。
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