プロローグ

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おぼえている? 早咲きの秋桜 ふたり並んで 日差しが背を焦がす 長い坂道 すきで だいすきで 影だけを見て歩いた 夏の記憶 ごめんね 夢みてごめんね 夢を信じられなくてごめんね 言葉にしたらぜんぶこぼれてく あの頃の「すき」が空へ まぶしさが行き過ぎた頃に いつかきっと 笑いあえるよね あたしに愛されたことをおぼえている?
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